個人向け国債、2013年中にも毎月発行へ
財務省は個人向け国債の発行頻度を5年満期、10年満期について従来の3カ月に1度から、毎月発行へと変更する方針だということです。2012年度の個人向け国債は2011年度と比較しても3割程度発行額が減少する見込みで、財務相としては商品魅力度を高めていく方針のようです。
追記)2013年12月以降は毎月発行に変更さえることが決まりました。
個人向け国債の再投資需要にこたえる
満期を迎えている過去に発行されていた個人向け交際の満期時期と、新しく発行する個人向け国債の募集時期がずれていることから、国債の発行頻度を高めることで、再投資に関する需要を高める狙いもあろうかと思います。
現在、10年満期、5年満期、3年満期の3種類の個人向け国債がありますが、5年、10年は3カ月に一度の発行となっております。そのため、1度あたりの発行額を抑える代わりに、回数を増やすという方針のようです。
ただ、個人向け国債への投資が渋られているのは、やはり「金利」の問題があろうかと思っています。
先日、今月発行分の利率が出ましたが、利率が低く、投資家の資金需要にこたえられてはいないようです。
特に、「アベノミクス」による株高が続いている現在では、資金を保守的な定期預金や国債などから株式や投資信託などに移す動きもみられており、今年度も個人向け国債は逆風にさらされている状況といえるでしょう。
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