2015年1月23日募集予定の新窓販国債(5年)マイナス金利で発行中止
平成27年1月23日より募集を予定していた新窓販国債(5年満期)の発行が中止となりました。理由は金利の低下によるとされていますが、ルール通りに発行をすると金利(応募者利回り)がマイナス金利となってしまうからです。
2年債に続き、5年債も販売停止へ
「新窓販国債」については、2007年10月より、個人投資家向けに販売されている国債の一種です。
個人向けの国債についてはすでに「個人向け国債」という国債がありますが、それとは別に途中解約ができないタイプの国債が「新窓販国債」となっています。
さて、この新窓販国債は同時期の国債の入札によって利回りが決められることになります。
2015年1月20日に行われた、5年国債の最高落札利回りは「ゼロ%」となっており、この条件を元に新窓販国債(5年)を発行すると金利(応募者利回り)がマイナス金利となってしまうわけです。
既に2年満期の新窓販国債はマイナス金利により発行停止が続いています。
・2年物 新窓販国債がマイナス金利で募集停止
マイナス金利とは、預けることで金利を逆に取られるという状況です。
そんな状態の債券にわざわざ投資をする酔狂な人はいないですよね。そんなわけで、新窓販国債5年も販売停止となりました。
機関投資家については別の事情などにより投資をする人もいますが、この点については「国債の金利がマイナスでも投資をするのはなぜなのか?」で説明していますので気になる方はそちらをご覧ください。
2015年1月23日
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・2015年1月23日募集予定の新窓販国債(5年)マイナス金利で発行中止(2015年1月)
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