通貨

債券は様々な通貨で発行されます。円で発行される債券を「円建て債券」といいますが、社債や外国企業が発行する債券なおは「米ドル建て」「ユーロ建て」といったように外国通貨で発行される債券もあります。こうした債券には「為替リスク」が発生します。

債券はどの国の通貨建て債券かを確認すること

このサイトで主に紹介している日本の国債は基本的にすべて円建ての債券となっていますが、証券会社等で紹介されている債券にはいわゆる「外債(外国債券)」と呼ばれる債券があります。

これらの債券(外債)は外国通貨建てで発行されています。たとえば「米ドル」や「ユーロ」など、最近では高金利通貨として「オーストラリアドル」「ニュージーランドドル」「南アフリカランド」などの通貨建ての債券も出ています。

これらの債券(外債)は性質自体は債券ですが、外貨で運用することになるため、最終的な円ベースで見たときの元本は保証されません。

たとえば、1ドル100円の時に100万円分の米ドル建ての債券(1万ドル分)を購入し、その後満期を迎えたとします。満期時に償還されるのは1万ドル(米ドル)です。
そして満期時の為替レートが1ドル90円だとしたら、円になおすと90万円になってしまいます。
(逆に1ドル110円になっていれば、110万円になります)

このように為替レートの変動によるリスクである「為替リスク」を負うことになるのです。

 

外債の金利水準は通貨の金利水準に依存する

外債(外貨建て債券)の金利の特徴として、原則として通貨の金利水準に依存するという点が挙げられます。
日本円で発行される債券は日本円の金利水準が適用されますが、米ドルの場合はアメリカドルの金利、ユーロの場合はユーロ圏の金利といった具合です。

日本は歴史的な低金利水準が継続していますので、諸外国の金利が相対的にたくなっています。そのため、外貨建ての債券は日本円建ての債券と比較してかなり好条件に見えます。
一方で、先ほど指摘したような「為替リスク」が存在する投資となっていますので、リスクを十分に理解して下さい。

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