特約事項

一部の債券には「劣後特約」「早期償還特約」などの「特約」が付与されている場合があります。こうした特約は見落とすと大きなリスクになる場合もあります。

債券についた特約に注意しよう

債券は様々な特約を付与することができます。この特約には様々な種類があり、それぞれの種類によって様々な特徴や意味を持ちます。場合によっては、投資計画が崩れることもありますので注意が必要です。

劣後特約

銀行が発行する債券の多くに付与される特約です。劣後とはあまり良くない響きですが、その通りで、劣後債は非劣後債よりも債務の弁済順位が下になります。そのため、万が一劣後債を発行している会社が倒産した場合、投資元本が戻ってくる可能性がより低くなります。

 

早期償還条項

早期償還条項とは、予定より(満期日より)早い段階で償還(借金を完済すること)をする可能性があるという意味になります。たとえば早期償還条項付きの債券で、満期5年という債券があったとします。この債券は発行体の都合によりたとえば満期2年で償還するみたいなことが可能になります。通常大きなリスクはありませんが、たとえば、額面より高い金額(オーバーパー)で流通債券を買う場合などに注意が必要です。

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