大人気の個人向け社債のSBI債(第32回)が発行決定。応募期間は3日
SBIホールディングスの個人向け社債で、SBI証券だけで限定販売される「SBI債」の第32回目の募集が本日発表されました。応募期間は2015/4/13(月)12:00~2015/4/15(水)16:00までです。金利は前回同様1.43%(満期1年)と好条件と言えるでしょう。
応募期間はたったの3日。抽選なので希望する方はお早めに
日銀の異次元緩和によって長期金利が大きく下がり、社債市場においても金利低下がすすんでいます。
ネット証券などで発行されている個人向けと謳われている社債も極めて条件が悪いものがおおく、お勧めできるものが少なかったです。
そうした中でも不定期に発行されているSBI債は金利や条件も良く、個人的にも毎回応募している債券です。
前回の31回債については前々回の30回債から1年も期間が空いていましたが、今回の32回債は前回からわずか2カ月もたたずに発行する形となっています。
こうやって定期的に発行してくれると嬉しいんですけどね。中々、発行時期が読めない債券ですが、嬉しいです。「個人による国債保有が11年ぶりの低水準に。利回り低下で魅力減少」でも書きましたが、私の場合は低金利の今、ほとんどの預金を普通預金に預けている状況ですので、このような時でも機動的にお金を動かすことができます。
SBI債と特徴、リスクはないのか?
SBI債はあくまでもSBIという一企業の「社債」となります。
元本を保証しているのはあくまでもSBIであり、万が一SBIという会社が破綻した場合などについては投資した資金の一部または全部が毀損するおそれがあります。
1年満期という比較的短期の社債であるということと、SBIという会社を考えると倒産する可能性は高くはないと思われますが、保証がある投資ではないということは理解しておく必要があります。
近年では、定期預金や国債の利回り低下などに伴い、これらと比較して利回りの高い個人向け社債が注目されていますが、社債にはやはり一定のリスクがあるということを前提に考えておくべきです。
社債投資については「個人向け社債と過去の破たん(デフォルト)事例」でも具体的な事例付きで紹介されているので一度読んでおくことをお勧めいたします。
SBI債について詳しくは「SBI債」のページでも紹介しているのでぜひご参照ください。
2015年4月13日
コラム一覧
・マイナス金利で個人向け国債の運用もマイナスになることはあるのか?(2015年2月25日)
・大人気の個人向け社債のSBI債(第32回)が発行決定。応募期間は3日間(2015年4月13日)
・個人による国債保有が11年ぶりの低水準に。利回り低下で魅力減少(2015年4月13日)
・国債の金利がマイナスでも投資をするのはなぜなのか?(2015年2月1日)
・2015年1月23日募集予定の新窓販国債(5年)マイナス金利で発行中止(2015年1月)
・2015年1月より物価連動国債が個人投資家に解禁。でも実態は・・・(2015年1月)
・個人向け国債は空前の低金利。投資する価値はあるの?(2014年12月)
・金利上昇で個人向け国債への投資が急増(2013年8月)
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・2012年度の個人向け国債。11年度比でも3割マイナス(2013年3月)
・個人向け国債、2013年中にも毎月発行へ(2013年3月)
・2年物 新窓販国債がマイナス金利で募集停止(2013年3月)
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・社債人気に注意。過去の社債デフォルト事例(2012年11月)
・高まる個人向け社債投資とそのリスク(2012年10月)
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・2012年9月募集分の個人向け国債の金利決定(2012年9月)
・国債金利の見方と計算方法(2012年7月)
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