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債券の満期と金利の関係
債券には一般に「満期」が設定されています(償還期限とも呼ばれます)。債券投資の場合、この満期を迎えると自動的に現金で償還(戻ってくる)されます。基本的、債券の満期までの長さと金利の高さは比例します。満期までの期間が短い債券は金利が低く、逆に長期の債券の金利は高くなります。
債券(国債)の満期とイールドカーブ(利回り曲線)
定期預金などの場合でも見られるとおり、金利は満期までの期間が長くなるほど高くなります。
たとえば「ネットバンク定期預金比較」をみてもらうと同じ銀行の定期預金でも下記のように金利がかわってきます。
「住信SBIネット銀行」の場合(2011年11月時点)
3カ月定期:0.106%
6か月定期:0.135%
1年定期:0.170%
3年定期:0.207%
こうした現象はあまり深く金融に詳しくない方でもご存知かと思います。こうした状況を「順イールド」と言います。
債券(国債)の場合も同じです。満期までの期間が長くなるほど金利(利回り)が高くなります。ですので、有利に債券を運用したいのであれば長期の債券を買うのがお勧めです。
たとえば、同じ日本国の国債でも金利は期間よってかなり差があります。
1年国債:0.117%
3年国債:0.181%
5年国債:0.353%
10年国債:1.001%
財務省ホームページ(2011年11月7日現在)より
有利に国債で資金運用をしたいのであればできるだけ長期の国債に投資をするのがお勧めです。
一方で、長期の国債=「満期までの期間資金が固定される」ということになります。ですから、満期前に使う可能性が高い資金を長期の債券に投資するのはあまりおすすめできません。
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