オーバーパー（Over Per）
オーバーパーとは、債券価格の状態を指す用語。現在の債券価格（市場価格）が額面金額を上回っている状態を指す。対義語は「アンダーパー」。債券には「額面」と呼ばれる償還時に戻ってくる金額が記載されているが、市場価格がその金額を上回っている状態を指す。
どういう場合に起こるかというと、当該債券（A）が発行された時よりも現在の市場金利が下がっている場合、（A）の債券から得られる利回りは、現在発行される利回りよりも高くなる。そのため市場における債券（A）の価値が上がり額面よりも金額が高くなる。
オーバーパーで発行される債券の利回りを見る場合は表面利率である「表面利回り」よりも発行価格と償還価格との差を踏まえた上での利率である「応募者利回り」を利用するべきある。
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