標準物

標準物(ひょうじゅんもの)とは、国債の先物取引における価格基準となるために設定されている架空債券を指す。債券は発行されるたびに商品が異なるため、先物取引をする場合に連続性を保つことができない。そのため、標準物という架空債券を取引の対象とすることで価格の継続性を維持することができる。

また、取引が集中するため、価格操縦(相場操縦)が行いにくくなるなどのメリットがある。日本国内だけでなく、海外における債券先物取引でもこの「標準物」を利用する取引方法が一般的である。

上場されている債券の標準物は下記の通り。

・中期国債標準物(額面100円、利率 年3パーセント、償還期限5年)、
・長期国債標準物(額面100円、利率 年6パーセント、償還期限10年)
・超長期国債標準物(額面100円、利率年6パーセント、償還期限20年)

ちなみに、一般的に長期金利と呼ばれる金利は上記の長期国債標準物をベースに計算されることになる。

たとえば、2012年7月現在の長期国債標準物(JGB10)は144.10円で取引されています。これは「額面100円、利率 年6パーセント、償還期限10年」の国債が144.10円で取引されているという意味になります。

最終利回りを計算すると
= (6円:年間クーポン)+(-44.1÷10年:10年間のキャピタルロスを1年換算)÷144.1=1.103%と計算できます。つまり、日本の10年長期国債金利は1.103%ということになるわけです。

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