定期預金と国債の比較

国債への投資で最も多く比較される対象となるのが、「銀行の定期預金」ではないでしょうか?債券と預金という仕組みの違いはあるものの、両方とも安全性が高い利息収入を目的とした資産運用として知られています。ここでは銀行の定期預金と国債とを「リターン」「リスク」などの観点から分かりやすく比較していきます。

定期預金と国債の特徴比較

以下に国債投資と定期預金への預金の特徴を比較しています。なお、普通国債と個人向け国債ではそれぞれ特徴がかなり異なりますので、三つに分けて掲載しています。

 
国債
個人向け国債10年
定期預金
金利比較 1.032%

0.77%

0.150%
金利の種類 固定金利 変動金利 固定金利
途中解約 不可(ただし、市場で売却可能) 解約が可能 解約が可能
解約時のペナルティ 解約不可

過去2回分(1年分)の金利を返納。

過去分を含め、中途解約利率が適用。
元本割れリスク

途中売却時に市場金利によって利益または損失がでる可能性がある。

なし なし
信用リスク 国が破たんした場合には元本が戻ってこない可能性がある。 国が破たんした場合には元本が戻ってこない可能性がある。 銀行が破たんした場合、1000万円(とその利息)までは保護。それ以上は保護の対象外。

金利については、同時期の金利を比較するため、10年国債の金利と、三菱東京UFJ銀行の10年定期預金の金利を比較しています。
(金利基準日は平成23年10月3日現在です)

 

金利面で比較

金利面では圧倒的に「国債」「個人向け国債」が定期預金の金利を上回っています。金利による収入という点では、国債の方が圧倒的にプラスです。
個人向け国債については「変動金利」ですが、これは市場金利によって変動します。金利が上昇すれば受け取ることができる金利も増えます。

 

途中解約や売却

まず、定期預金の場合「解約」が可能です。定期預金の満期前に解約する場合には定期預金の金利が「ペナルティ金利」と呼ばれる「中途解約利率」が適用されることになります。
例では、通常金利が「0.150%」となっていますが、これよりもはるかに低い金利が適用されます。どのくらい低くなるかは預金期間などによって異なります。一般には期間が短いほど、低金利が適用されます。定期預金の場合途中解約しても「元本割れを起こすことはありません」。

個人向け国債も解約が可能です。10年変動タイプの場合、投資から1年を過ぎればいつでも解約が可能です。もちろん、途中解約する場合にはペナルティがあり、途中解約の際は過去1年分(2回分)の受け取り金利を返納する必要があります(返納分が差し引かれて戻ってきます)。
なので、1年ぴったりで解約した場合は受け取り金利がゼロとなる計算です。途中で解約したとしても個人向け国債の場合「元本割れを起こすことはありません

一方の国債(普通国債)の場合は「解約」ということが利用できません。ただし、購入以後はいつでも「市場で売却」をすることができます。「債券(国債)の金利と価格」で説明しているように既発債の債券価格は金利によって変動します。
一般的には購入時よりも「市場金利が上がっていれば、債券価格は下落するので売却損が」、購入時よりも「市場金利が下がっていれば、債券価格は上昇するので売却益が」生じることになります。

 

信用リスク・元本割れのリスク

信用リスクという面では、国債(個人向け国債)の場合は「日本国政府」。定期預金の場合は「当該銀行」のリスクということになります。国債の場合は、国が破たんした場合には投資した資金が戻ってこないリスクがあります。ただし、国債というのは「円ベース」では最も安全性が高い商品です。基本的には「無リスク」と評価されます(円ベースの場合)。

一方で定期預金の場合、預金した銀行が破たんした場合には「1000万円とその利息部分」までは「預金保険」によって保護されますが、それ以上の部分は保護されません。

元本割れについては、個人向け国債、定期預金については「元本割れはなし」普通国債については「満期まで保有すれば元本割れはないが、満期(償還期限)前に売却する場合は元本割れ、または売却益が生じる可能性があります」

 

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