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債券における発行市場と流通市場

債券には、大きく「発行市場」と「流通市場」という二つの取引の場があります。債券が発行されてそれを買うのが「発行市場」、その後満期(償還)を前に現金化したい場合はというすでに発行された債券(既発債といいます)を売買する「流通市場」で取引をします。

「発行市場」と「流通市場」

「発行市場(一時市場)」
債券が新しく発行される市場のこと。通常は証券会社や銀行などの窓口で購入する。相手方は販売する銀行や証券会社となります。

「流通市場(二次市場)」
すでに発行されている債券(既発債)を売買する市場のこと。基本的には証券会社が仲介しますが、債券を保有する投資家とその債券を買いたい投資家同士の間で取引をすることになります。

 

発行市場は「額面取引」、流通市場は「時価取引」

発行市場と流通市場の違いですが、それは取引される債券の金額にあります。債券は発行されるとき、額面で発行されます(通常は100円)。そして最終的に満期を迎えた場合は額面で償還されます。
つまり、100円で買った債券は、途中でクーポン(利息)を受け取りながら、100円で払い戻されるわけです。
利付国債の場合、割引国債の場合は異なります)

債券の「時価取引」については「債券の価格と金利」のところで詳しく説明しますが、市場の金利情勢によって既に発行されている債券の価格は変動するのです。

つまり、100円が額面の債券が「94円」で売りに出されていたり、「105円」で売りに出されたりするわけです。94円で買えれば満期時には100円で償還されるので6円の儲け、105円で買えば満期時には100円で償還されるので5円の損となります。
しかしながら、通常債券価格は金利によってきまるので、94円で売られている債券は利息が少なく、105円で売られているものは利息が大きいというようにバランスが取れています。

債券(国債)に初めて投資をする場合には基本的に価格が固定されている「発行市場」で購入することをお勧めします。また、「解約」が可能な個人向け国債には流通市場(二次市場)はありません。
満期前に現金化する場合はすべて「解約」となります。

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