国債と社債・地方債の比較

国債投資と比較する上で気になる比較対象は「社債」「地方債」などの他債券です。仕組みは国債と同じですが、多くの場合社債や地方債の方が金利が高いという点が特徴的です。ここでは、国債投資と社債や地方債といった他の債券とを比較していきます。

社債・地方債とは何か?

社債や地方債も国債と同じ債券です。ただし、発行体(借金の借り手)が違うだけです。

社債・・・一般事業法人などのいわゆる企業が発行する債券
地方債・・・県や市などの地方自治体が発行する債券

を意味しています。そういう意味では、国債も社債も地方債もみんな同じ債券です。仕組み自体も国債と同じです。じゃあ、何が違うのか?「発行体」が異なることによるリスクが異なります。

債券は「発行体が破たん(デフォルト)した場合、元本や利払いが受け取れないリスク」がある投資商品です。国債の場合は国が、地方債の場合は地方自治体が、社債の場合は発行した企業の信用リスクがあります。
(詳しくは「債券(国債)と信用リスク」)

当然ですが、一部の例外を除けば、信用リスクは「国」>「地方自治体」>「企業」の順に大きくなります。
この信用リスクの違いを投資家はどう判断するのかがポイントです。

たとえば、同じ期間(償還期間)の「国債」「地方債」「社債」がある場合は、信用リスクの高い債券ほど「高い金利(利息)」を受け取ることができます。

たとえば、国債の場合、1年満期のものは「年利0.115%」程度となっています。ところが、マネックス債(マネックスグループの社債)の場合、第24回(2011年7月)で「年利1.10%」と年利でも10倍以上の利回りの違いが出ています。

ちなみに、信用格付けでみてみると「日本:AA(投資適格・S&P社)」「マネックスグループ:BBB(投資適格・JCR社)となっています。日本は上から2番目の評価、マネックスグループは上から4番目の評価という形になっています。

信用リスクの程度の差はありますが、それにより『受け取ることができる金利』は変わってきます。自分の資産運用がどの程度のリスクにまで耐えることができるのかを考えたうえで、国債に投資をするのか、それとも多少のリスクはとっても「社債」に投資をするのかを考えてみてもよいでしょう。

ちなみに「信用リスク」は、期間が長期になるほど大きくなります。1年後その会社があることは信用できても、10年後は分からないということですね。あくまでも個人的な見解としてですが、ごく短期(1年程度)であれば多少の信用リスクはとっても大丈夫だと考えています。

 

地方債はリスクはあるの?

地方債というのは地方自治体が発行する債券です。国債とは異なり政府保証は入りませんので、万が一、自治体が破綻した場合には投資したお金が戻ってこない可能性(リスク)があります。

実際に、自治体の財政状況の良い東京都、横浜市などの地方債は利回りが低く、財政状況の好ましくない北海道などの地方債の利回りはそれと比較すると高くなっています。

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