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国債の金利がマイナスでも投資をするのはなぜなのか?

国債の金利が低下しています。2014年11月には平均落札利回りがマイナス金利をつけました。また、2015年1月には5年国債の利回りが0%となっており、一段と国債バブルが進んでいます。マイナス金利(マイナス利回り)というのは、国債を買うことで利子がもらえるどころか、逆に支払わなければならないという状況です。

なぜ、金融機関は利回りがマイナスとなる状況であっても国債を買うのでしょうか?

国債の利回りがマイナス金利になる理由

国債は入札によって価格が決まります。
たとえば、1年債であれば、1年後に償還される国債(額面100円、金利×%)に対して、その国債をいくらで買うか?というものです。仮に金利が1%という場合、1年後には額面100円と金利である1円がプラスされて戻ってくることになるわけです。

この国債をいくらで入札するか?と言う時にたとえば、103円というオーバーパーの状況で入札すると、金利はマイナスとなります。

103円で投資をしたものが1年後に101円で戻ってくることになるわけです。
利回りにすると、-1.94%とマイナス金利です。投資した額未満のお金しか戻ってこないことになるわけです。

国債利回りがマイナスになるということは、それだけ国債を買いたいという人(金融機関)が多いという裏返しとなります。

 

なぜ損をするマイナス金利で国債を買うのか?

理由はいくつかあります。

  1. 国債の品薄状態が今後も継続し、より金利のマイナス化が進むと考えているから
    日銀は「異次元金融緩和」として国債を大量に購入しています。現在は発行されている国債の7割ほどを日銀が買っていると言われており、今後もマイナス金利が進むと考えているのかもしれません。
    さらに金利がマイナスになると国債価格は上昇します。上昇すれば仮にマイナス金利で買っていても、購入時の価格よりも高く売れるので損をするとは限りません。
  2. 保管費用を考えるとマイナス金利でも払った方がいいという考え
    上記のような相場師のような考えではない需要もあります。
    銀行などの金融機関は多額のお金を管理する必要があります。何千億円や何兆円といった莫大なお金を保管するのにも費用がかかります。そうした管理費(金庫費用など)を考えるのであれば、マイナス金利分は保管費用と考えているというのも一つの考えだと思います。
  3. 担保などの形で一定の国債が必要
    また、銀行などは国債のように信用度の高い債券を担保として利用することもあり、多少価格が高いとしても国債を一定は保有しておく必要があります。

このような理由があって、国債の金利がマイナスとなっても買い手がいるわけです。

ちなみに、このような国債バブルについて、仮に崩壊したらとんでもないことになりそうです。
過去にも国債が買われまくって、史上最低金利を付けていたころ、「VARショック(金融用語辞典)」が発生し、国債の利回りは急上昇し、国債を買いこんでいた機関投資家が大損したということがありました。

いまは「日銀」という国債の買い手が存在しているためそうしたリスクは小さいという向きもあるようですが、ここまで国債が買われている状況が壊れたら、恐ろしいことになるかもしれません。

2015年2月1日

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