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長期金利が連日の安値一時0.315%と過去最低を更新

2013年4月5日の債券市場で10年国債の利回り(長期金利)が0.315%にまで低下して、昨日つけた金利をさらに更新して過去最低となりました。日銀が量的・質的金融緩和として長期国債の買い入れなどを広げたことなどを受けて国債への買いが殺到した形です。

新発20年物の国債につても利回りが0.995%と下落して約9年9か月ぶりの低水準にまで下落しました。

ここまで下がるとはすさまじいですね…

日銀は4月4日に新政策として「量的・質的金融緩和」を打ち出しました。これによりETFREITといったリスク資産の購入やより期間の長い国債についても買い入れ対象としたことなどから国債価格の上昇(金利は低下)が起こると投資家が判断したのでしょう。

国債への投資という観点で考えると、ここまで下がってしまうとなかなか手を出しづらいという方も多いでしょう。特に固定金利物については敬遠した方がよいかもしれません。

基本的な運用方針としては超短期の運用、または変動金利型の金融商品で運用するというのも手でしょうね。日銀は2年程度をめどに2%のインフレ達成を目標としているようですので、これが実現するとすれば今は低金利ですが、徐々に金利が上がっていくということになるわけです。

このような観点からも、短期の定期預金等での運用や国債投資なら変動金利型となる10年個人向け国債などが有効な投資となるでしょう。

ちなみに、短期の資金運用では新生銀行が提供している「2週間満期預金」などが魅力的です。
2013年4月4日時点の適用金利は0.20%と高金利なのに満期はわずか2週間と短期運用ができます。
2週間満期預金について詳しく知りたい方は「こちら」もごらんください。

2013年4月5日執筆;

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