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国債の格付けが引き下げになるとどうなるの?

先日、日本の国債の格付けが引き下げられました。格下げをしたのは欧米の格付け会社フィッチレーティングス。これにより日本の長期国債の格付けは「AA-」から「A+」となりました。
この格付けは長期的な債務に対する安全性を示しています。これが引き下げられるということは、日本の将来的な借金の返済能力に対する疑問が増加しているといえます。

とは、いえ「A+(シングルエープラス)」という水準は比較的高い水準で債務に対する健全性はまだ高いといえますが、こうした国債の格下げは直接的にどんな影響を与えるのかを考えていきましょう。

2012年5月25日

国債の格下げがもたらす影響

まず、信用格付けというものをおさらいしましょう。

信用格付けとは(用語集)
信用格付けとは、格付け機関により評価された、国・企業などの信用リスクをアルファベット等の記号により評価したもの。債券投資を含めて、客観的にその企業・発行体の信用リスクを調査するのに用いられる。格付けによって債券は「投資適格債」と「投資不適格債」に分類することができる。

あくまでも格付け会社による信用リスクの判断となります。今回の変更は「A+(シングルエープラス)」への格下げです。評価としては「債務履行の確実性は高い。」という形になっています。

それでは、具体的な格下げがもたらす影響を考えていきます。

教科書的に考えるのであれば、最大の影響は「信用リスクの増加に伴う国債価格の低下(金利の上昇)」が挙げられます。 将来への懸念が高まるほど、この信用リスクが大きく評価されるようになり、影響度も大きくなります。

実際のところ、23日の日本国債の価格(10年債利回り)に関してはほとんど影響を受けることはありませんでした。多少のリスク上昇はあっても、全体的でみればリスクを意識するほどではないという市場の判断なのでしょう。 基本的に現時点で日本国債に対して神経質になる必要はないと考えます。

しかしながら、これに油断していてはいけません。

現在、ユーロ圏でのギリシャ問題などが騒がれていますが、デフォルトリスクの高まっているギリシャ国債の金利(利回り)はなんと10年債で36.6%/年(2012年3月9日現在)となっています。今の日本の財政状況でこんな金利にんあったら、間違いなくハングアップでしょうね。
日本の政府債務残高の大きさは、みなさんご存じのとおりです。経済対策と財政健全化という難しい課題が政府には課されていますが、乗り切ってらもらわなければなりません。

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